競争力の源泉が生産設備や営業拠点といった有形財産から、人材、ノウハウ、技術といった知的資産に移行している。このような「無形資産」(intangible asset)を測定・評価することは、従来の財務諸表では限界があった。そこで登場したのが｢バランスト・スコアカード｣である。企業活動を、財務面と共に、顧客、業務プロセス、成長、学習の4つの視点から分析する手法である。文字どおり、事業の成果を多角的に分析でき、勝つ短期的・長期的評価も可能とすることから、欧米ではエリクソン、マイクロソフト、ゼロックスをはじめ、その普及が進んでいる。本稿では、バランスト・スコアカードを具体的に導入するための実践ツール、「ストラテジー・マップ」をモービルの事例と共に紹介する。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数：14ページ

サイズ：A4

商品番号：DHBL-HB200102-001

登録日：1900/1/4

発行号：2001年2月

著者名：ロバート・Ｓ・キャプラン ハーバード・ビジネススクール教授　　デビッド・Ｐ・ノートン　バランスト・スコアカード・コラボレイティブ創立者兼社長