高業績を上げている限り本社は事業部の意思決定に口を挟まない──。1990年代までは、これが「定石」であり、常識と考えられていた。しかし、現在のような不確実な市場では、本社にこそ、臨機応変なマネジメント、すなわち「戦略的柔軟性」が求められている。ある時は制約を課し、ある時は事業部門のコラボレーションを演出し、またある時は事業の意思決定を覆すことが必要とされる。本稿では、通信会社のスプリント、巨大メディア会社のWPPグループ、エンタテインメント会社のバイアコムなどの事例をひもときながら、本社と事業部の新しいリレーションシップを紹介する。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数：13ページ

サイズ：A4

商品番号：DHBL-HB200108-004

登録日：1900/1/4

発行号：2001年8月

著者名：ジョゼフ・Ｌ・バウワー　ハーバード・ビジネススクールドナルドＫ.デイビッド寄付講座教授　　マイケル・Ｅ・レイナー　デロイト・コンサルティングディレクター