これまでチームやワーキング・グループなど、さまざまな組織形態を駆使しながら、アイディアやノウハウ（=ナレッジ）の結集と浸透が図られてきた。これによって組織は活性化したが、これを補強するのが「場」である。「場」は、共通の専門スキルやある事象へのコミットメントによって、インフォーマルに結びついた人的ネットワークでもある。その効果は、組織の戦略を推進し、新規事業を生み出し、問題を解決する。さらに、ベスト・プラクティスを浸透させ、各人の専門技能を高める。このように有益な場ではあるが、その育成は非常に難しい。マネジャーがその価値を正しく認識し、場の活動への配慮を欠かさないことが肝心である。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数：10ページ

サイズ：A4

商品番号：DHBL-HB200108-007

登録日：1900/1/5

発行号：2001年8月

著者名：エティエンヌ・Ｃ・ウェンガー　ナレッジ・マネジメント・コンサルタント　　ウィリアム・Ｍ・スナイダー　ソーシャル・キャピタル・グループ共同設立者