事業部制の弊害は、同じ顧客に対しさまざまな事業部が個別に関係性を築くことである。顧客にとっては迷惑であり、企業にとっても顧客管理コストの増大を招く。一方、組織特性の異なる壁を取り除けば、事業自体の競争力が落ちるおそれがある。顧客にフォーカスし関係性を強化するには、企業情報をシンクロナイズ(統合・同期化)し、情報が事業部間の壁を透過するように変えることである。シンクロナイズされた企業は製品の優位性を維持しながら、コスト削減と顧客関係性の強化を達成することができる。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数：10ページ

サイズ：A4

商品番号：DHBL-HB200112-011

登録日：1900/1/3

発行号：2001年12月

著者名：モハン・ソーニー　ノースウェスタン大学ケロッグ・スクール教授