近年のリーダーシップに関する文献を見てみると、リーダーは総じて優等生で、善意の固まりであるといった論調だ。 しかし、古典をひもとけば、必ずしもそうではない。 マキャベリの『君主論』に示されるように、悪人のリーダーは時と場合によっては肯定されている。 あまりにリーダーの肯定的な部分にばかり注目していてはリーダーシップの何たるかを知ることはできない。 悪人のリーダーからも学ぶところは多いはずであり、その両面性を踏まえて、初めてリーダーシップの全体像がつかめるのではないだろうか。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数：9ページ

サイズ：A4

商品番号：DHBL-HB200404-004

登録日：2004/4/27

発行号：2004年4月

著者名：バーバラ・ケラーマン　ハーバード大学 パブリック・リーダーシップ・センター リサーチ・ディレクター