信認の堕落
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あたり
アングロサクソンの世界では「権力は必ず腐敗する」という考え方から強権には別の強権を用意して、対峙させる。 議会システムしかり、自由市場システムしかり、そしてコーポレート・ガバナンスもこれに続く。 経営者が口で何を訴えようと、現実には大なり小なり、その権力を利己的に行使している。 アメリカ産業界における「変革の騎士」、ニューヨーク州司法長官、エリオット・スピッツァーはこれこそが利益相反や企業不祥事の元凶であると言う。 その結果、「受託者義務」という信認関係は壊れ、これを取り戻すには法の遵守は言うまでもなく、経営陣は「ダモクレスの剣」をみずからに突きつけ、また機関投資家たちはそもそもの株主権を主張し、経営者報酬やガバナンスに介入すべきであると訴える。
【書誌情報】
※印刷は全てモノクロ印刷となります。
ページ数:12ページ
サイズ:A4
商品番号:DHBL-HB200412-010
登録日:2004/11/30
発行号:2004年12月
著者名:エリオット・スピッツァー ニューヨーク州司法長官 [聞き手] ルイーズ・オブライエン HBR コンサルティング・エディター