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スケール・アンド・スコープ:産業成長の論理

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産業の初期に生産施設のみならず、マーケティングやマネジメントにも多額の投資を傾けた企業は、長期に「規模の経済」と「範囲の経済」を享受しうる。20世紀の経済成長に最も重要な役割を果たしてきた産業、すなわち1880年代や1890年代における化学製品や電気機器、1920年代の自動車、あるいは80年代のコンピュータのいずれを見ても、同じパターンが繰り返されてきた。これらの産業の支配者となった企業は、産業資本主義を推進する成長と競争のダイナミックな論理、すなわち、筆者の言うところの「経営者企業の論理」を理解しており、逆にこの論理を軽視した企業は市場から駆逐されてしまった。
なお、本稿の日本版での初出は90年7月号「企業発展の基本原理:“規模と範囲”の利益」だが、再掲載に当たって新訳ならびに改題を施した。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数:17ページ

サイズ:A4

商品番号:DHBL-HB200702-008

登録日:2007/1/25

発行号:2007年2月

著者名:アルフレッド・D・チャンドラー ハーバード・ビジネススクール 名誉教授

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