イノベーションの罠
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イノベーションは、経営者の平均在任期間と同じく、約6年ごとに脚光を浴びるが、そのたびに同じ過ちが繰り返される。しかし、IBMの「ワールド・コミュニティ・グリッド」プロジェクト、バンク・オブ・ボストンの「ファースト・コミュニティ銀行」事業、ティンバーランドの「イノベーション・ファクトリー」、シーゲイト・テクノロジーの「ファクトリー・オブ・ザ・フューチャー」などは、過去の失敗に真摯に学び、その教訓を生かした好例である。これらの企業はイノベーションの罠を回避するために、小さなアイデアを軽視しない、製品イノベーションにこだわらない、既存部門と同じように扱わない、他部門で働く人たちの気持ちをおもんぱかる、人間関係とコミュニケーションを重視する、他部門との連携を強化するなど、イノベーションを成功させる対策を着実に実施していた。
【書誌情報】
※印刷は全てモノクロ印刷となります。
ページ数:17ページ
サイズ:A4
商品番号:DHBL-HB200708-005
登録日:2007/8/9
発行号:2007年8月
著者名:ロザベス・モス・カンター ハーバード・ビジネススクール教授