新興国企業へ賢く生産委託する法
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1981年に始まったIBMのPC事業は、当初から製造は外部に委託された。これ以降、製造アウトソーシングは、玩具、衣料、靴、ビール、医薬品などの日用品にまで拡大し、現在では自動車にまで広がっている。受託製造業者を使えば、完成品メーカーはコストを削減でき、付加価値の高いR&D、営業やマーケティングなどの活動に専念できる。しかし、端緒を開いたIBMのPC事業が2005年に、製造委託先である中国企業の聯想集団に買収されたように、委託する完成品メーカーと受託業者との関係も変容してきている。最近では、みずから最終市場に参入し、飼い主の手を噛むような挙に及ぶ、野心的な受託製造業者も現れている。賢明な完成品メーカーは、そうした危険を管理し、逆手に取る術を学ばなければならない。
【書誌情報】
※印刷は全てモノクロ印刷となります。
ページ数:14ページ
サイズ:A4
商品番号:DHBL-HB200708-007
登録日:2007/8/9
発行号:2007年8月
著者名:ベニート・アルニャーダ ポンペウ・ファブラ大学教授 ショセ・H・バスケス ヒゴ大学准教授