Y理論は万能ではない
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人々の自発性を促し、その勤労意欲とパフォーマンスを向上させるには、ダグラス・マグレガーが唱えた「Y理論」が有効であるとされる。この金科玉条は、知識社会の到来によって、いっそう支配的になっている。はたして本当だろうか。Y理論を過信した結果、かえってパフォーマンスを損なったり、組織のマネジメント・システムがおかしくなったりすることがある。コンティンジェンシー理論の提唱者の一人、ジェイ・ローシュらは、2つの工場と2つの研究所を比較した結果、業務と組織と人材がフィットした時、人々の「センス・オブ・コンピタンス」への動機が高まり、その結果としてパフォーマンスが向上するのであって、Y理論は必ずしも万能ではないという結論を導き出した。ひるがえって、組織や業務、人材に関する要件は状況に従うものであり、これを状況に適応させるようにフィットさせるのがリーダーの仕事である。
なおこの論文は、1970年に発表されたもので、これまで未翻訳であった。
【書誌情報】
※印刷は全てモノクロ印刷となります。
ページ数:13ページ
サイズ:A4
商品番号:DHBL-HB200802-008
登録日:2008/1/28
発行号:2008年2月
著者名:ジョン・J・モース 元 カリフォルニア大学ロサンゼルス校 経営大学院 教授 ジェイ・W・ローシュ ハーバード・ビジネススクール 教授