知識労働において、仕事のやりがいなどの内発的動機づけは、金銭などのインセンティブよりも重要であることは、理論と実践の両面から長らく支持されてきた。しかしその具体的なメカニズム、すなわち社員は仕事をしながら何を考え、どう感じているのか、それが成果にどう影響しているか、本格的に注目したのは本稿が最初である。26のプロジェクト・チームに属する238人のナレッジ・ワーカーたちに、プロジェクト期間中の日誌を毎日記入してもらい、こうして集められた1万2000件近い日誌データを分析することで、「インナー・ワーク・ライフ」（個的職務経験）が社員のみならず、チームや企業のパフォーマンスに大きく影響していることが明らかになった。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数：16ページ

サイズ：A4

商品番号：DHBL-HB200803-010

登録日：2008/3/6

発行号：2008年3月

著者名：テレサ・M・アマビール　ハーバード・ビジネススクール 教授　　スティーブン・J・クラマー　著述家