不況期のマーケティング
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不況下にあっては、戦略や戦術、製品やサービスを、顧客ニーズの変化に素早く適応させることが欠かせない。そのためには、消費者を「急ブレーキを踏む」「痛みに耐える」「かなり余裕のある」「その日暮らし」の4つのセグメントに分け、かつ製品やサービスを「必需品」「愛玩品」「先延ばし品」「消耗品」に分類し、マトリックスをつくり、消費行動の変化と対応策を検討するとよい。本稿では、このマトリックスに基づいて、「不況期のマーケティング戦略」について解説する。1970年代以降におけるマーケティングの成功例や失敗例を見ると、とりわけ不況においては、消費者心理とニーズの変化に応じて、製品ポートフォリオ、価格戦略、広告宣伝を見直した企業は、不況によって力の衰えた企業から市場シェアと顧客を奪取し、景気が回復した時には、さらなる躍進を遂げている。
※印刷は全てモノクロ印刷となります。
ページ数:15ページ
サイズ:A4
商品番号:DHBL-HB200905-008
登録日:2009/4/21
発行号:2009年5月
著者名:ジョン・A・クウェルチ ハーバード・ビジネススクール教授 中欧国際工商学院客員教授 キャサリン・E・ジョックズ ハーバード・ビジネススクール研究員