顧客資本主義の時代
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1932年、バーリとミーンズが、所有と経営の分離を主張した 歴史的著作『近代株式会社と私有財産』を発表し、経営者資本主義の幕が開けた。 しかし76年、ジェンセンとメックリングが、企業の究極の目的は 「株主価値の最大化である」と訴え、株主資本主義の時代がこれに取って代わった。 この教義は依然支配的とはいえ、これによって株主にいいことがあったのかというと、そうでもない。33~76年の間、S&P500の実質利回りは年7.6%だったが、77~2008年の間のそれは年5.9%に落ち込んでいる。一方、株主ではなく「顧客」を最優先する経営を貫いてきた企業がある。たとえばJ&JやP&Gなどは、ジャック・ウェルチがCEOだった頃のGEよりも利益成長率は高く、長期的かつ安定的に株主価値を創造していた。いま「顧客資本主義」と呼ぶべき新たな資本主義を目指すべき時であり、それは明らかに株主価値経営よりも優れたコンセプトである。
【書誌情報】
※印刷は全てモノクロ印刷となります。
ページ数:14ページ
サイズ:A4
商品番号:DHBL-HB201007-001
登録日:2010/6/21
発行号:2010年7月
著者名:ロジャー・マーティン トロント大学 ジョセフ・L・ロットマン・スクール・オブ・マネジメント 学長