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「外部性」を内部化する時代

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経済学における「外部性」とは、ある経済主体の行動が第三者のそれに 影響を与えることをいい、工場の排煙による環境汚染などは(「外部不経済」 として)よく知られた例である。企業は長らく「外部性」を無視することで繁 栄を遂げてきたともいえる。しかしこの20年ほどで、企業のスタンスは大きく 変化した。たとえば、1980年代のたばこ産業は肺がんとたばこの因果関係 を認めようとしなかったが、近年トランス脂肪酸の危険性が明らかになると、 法的な規制ができる前に食品・外食産業は素早く対応した。筆者らは、 企業が社会でしかるべき役割を担うためのカギは、こうした積極的・継続 的な「外部性の内部化」であると考えている。本稿では、まず外部性が大 きな影響を持つようになった背景を分析した後、企業が外部性を受け入れ るための枠組みや指針を紹介し、企業が社会的責任を果たすための方法 を提示する。

【書誌情報】

※印刷は全てモノクロ印刷となります。

ページ数:16ページ

サイズ:A4

商品番号:DHBL-HB201104-001

登録日:2011/4/6

発行号:2011年4月

著者名:クリストファー・マイヤー モニター・タレント 創業者  ジュリア・カービー 『ハーバード・ビジネス・レビュー』エディター・アット・ラージ

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